ぷぷぷ

今日は朝から書かない気満々であった。

書かない喜びを味わいたく開放感を満喫したった。

17時53分、してやったりな気持ちとは裏腹に夜のとばりで泣くタワシが容易に浮かぶ。

そしてそそくさと携帯電話の画面に指を置く。

気の小ささは胡麻なみである。

しかしあれだ。

「徒然」とはつまり手持ち無沙汰というわけで、書いてるタワシも読んでるあなたもエモーショナルに心をぶるんぶるん振るわせたいわけじゃあなかろうよ。

ただ、タワシはほんの少しあなたを笑かしたいだけなのだ。

朝でも昼でもいつでもいい。

立て膝で、手持ち無沙汰で開いたこの画面で、鼻で笑うくらいの軽さで笑かしたい。

そしてあなたはあなたの日常へ帰っていくのである。

タワシはそんなふうにみなはんを笑かしているだろうか。

右手を右耳の後ろに当て、右の足を横に出し、その踵を床に、つま先を天井に向けて澄ましてみても誰の返事も聞こえやしない。

だいたいなんだ、そのチャーミング・聞こえないポーズは。

そんなポージングをみたら笑うしかない。

いい大人が。

チンカーベルっつうのか。

人生をカテゴライズしたとする。

怒り、悲しみ、喜び、ぷぷぷ、無。

いろいろあるだろう。

タワシはできることならぷぷぷに勝利して欲しいのだ。

タッチの差でいいから1番ぷぷぷが多かった人生として幕を閉じたいな。

そのうえ、他のお人の人生のぷぷぷ率にタワシのプププのエッセンスを紛らせたくて仕方ない。

みんながぷぷぷ、ぷぷぷとしていたら世界はたぶんやわらかい。

やわらかければ痛くない。

痛くない世界へようこそ。

ぷぷぷの世界へ。

 

それではみなはん、また明日。

この場所で。

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