明日から秋が来るそうだ。
朗報中の朗報だ。
あっという間ではなかったが、もう今年も終わる。
来年早々ひとつ歳をとる。
タワシは成長しただろうか。
毎日胡麻臭い文章を書いているんだから、胡麻臭さが顔にへばり付いているかもしれん。
お気づきだろうか。
胡散臭いと胡麻臭いは勢いで読んでしまえばあまり理解度に問題がないことを。
なんならもしかして「胡散臭い」の同義語に「胡麻臭い」があるのかな、なんて思ったりしてさ。
タワシはどうしても箱という字が覚えられない。
木と目の間に棒線があるのかないのかわからなくなったまま、そのまま。
それから佐藤さんが書けない。
何度書いても存在の在しか出てこないので、サトウさんなんてカタカナで書いたりする。
タワシマニアのみなはんはもうお気づきか。
そう、本日のタワシヘッドは空っぽなのだす。
なんも浮かばないんだす。
帰り道で1番頭に残ったのはひとつだけ。
電車の椅子に絶対に座りたいと思っている人の挙動は一様に同じだということ。
鼻から出ている熱気は火傷しそうなほどで、もっぱら空回りしていて、座りたい場所への目線がもうなんつうか。。ウケる。
きっとみんな人知れず疲れているんだろう。
昼休みを半分以上過ぎてから、はたと気づいて立ち上がった。
「ヤバイ…」と、ひとこと言っただけだが向かいのT氏、あ、いやK氏が「今日は水曜日です」と呟いた。
先週から木曜日の太極拳に遅れないように、夕方の当番を木曜日のみ、昼の当番にしてもらったのだ。
始めたばかりですっかり忘れてしまったと思い立ち上がったのである。
それだけでタワシが今日と明日を間違えたと気づくK氏は、見かけによらず繊細なのかもしれない。
みんな人知れず優しくてそのせいでストレスを溜め込んでいるのだ。
さっきの絶対座りたかった人も、もしかしたら人知れず誰かのために猛烈に頑張った帰りなのかもしれない。
いや絶対違うと思うが、まぁ大人気(おとなげ)ないのにも理由があるのかもしれないな。
いやでもやはり大人なんだから大人気(あつあげ)はあってほしいけどな。
そうだ、そうだ。
やっぱり大人は大人であれ。
とうまくまとめた気になっている水曜日の夜のタワシのバカタレである。
それではみなはん、また明日。
この場所で。