涼しいと、タワシのクローバーみたいな形のかぁいぃお鼻から入ってくる空気の量は、蒸し暑い湿気だらけの時よりも、東京ドームで言うならば3個分増える。
深呼吸するだけで空を飛べちゃうんじゃないかと思う。
ホントに飛んじゃったなら、ギンギンにエアコンの効いた車内では毎回「さぁせん」と肩をすくめてヘラヘラしなきゃならず、だいぶんハズい。
そんなくだらん話は置いといて、確実に目線はもう冬を捉え始めている。
秋は既に残像となった。
タァシは冬が大好きで、5月になると待ち侘び始める。
特にブローチを作り始めてからは早く涼しくなって長袖無地のシャツにブローチを貼り付けたくてうずうずしている。
ブローチはNO BROOCH, NO APPROACH なんだすよ。
ある日ブローチに目覚めてからというもの、自分のブローチしかつけない傍若無人っぷりだが、誠にこれが自己主張人間になった気がして気分がアガル。
相当オシャンを決めこんで、ブローチのユニークさでズッコケさす。
これはオシャン上級者がやる手口である。バシッと決めずに、ちょろっと外して隙を見せるのだ。胸にユーモアを!イェイ。
Tシャツも鳥肌が立つ季節である。
さっそくみきちゃんにもブローチの季節だ、と匂わせた。
外は雨。
だが今夜はフライデー、イェイ。
すぐに忘れるタワシは職場でよーくNさんに注意されていたが、最近はあまりない。
真面目でしっかり者のNさんは細かいし、偉そうだ。
しかしそれは彼の本質で、相手がとか誰だからとかいうんじゃないのがようやくわかってきた。
最初の頃はそれがわからず、こっちだって一生懸命やってんだろが!と忘れる自分を引き出しにしまい込み、ガルルルルと噛み付いたこともあったな。
Nさんは全てのことが気になるらしい。
話の途中でも誰かと誰かが話し始めると急に喋らなくなり、じっと話を聴いたりする。
仕方なくタワシも教えてもらう時の正しい姿勢で静止する。
そんなだからタワシが誰かと話している時も、タワシと話しているみたいに近くで頷いている。
そのシルエットが視界に入り、なんだか微笑ましい。
今の職場はみんないい人だ。
金曜日はウキウキだが、月曜が嫌いなわけではない。
そんなタワシは幸せ者である。
感謝ですな。
それではみなはん、また明日。
この場所で。