興奮冷めやらぬうちにバタンキュウ

午後には会社にバイバ〜イっつって上野へ走る。

国立西洋美術館で始まった「内藤コレクション 写本 ー いとも優雅なる中世の小宇宙」を観るためである。

昔々、まだ印刷の技術が発達していなかった頃、人は写本をつくっていた。

カリグラフィーも素晴らしいし、イラストは珍妙で誠に良い。

タワシはこの手の絵にめっぽう弱いのだ。

奇妙で、ちょっと怖いがユーモアのあるもので、どうやらドロルリーと呼ぶらしい。

まさに今つくっているものに描こうとしていたのが、名前は知らなかったがドロルリーだったのだ。

奇遇。

ではない。

だいたい神経を集中してそのことばかりを考えているとアンテナが広がって必要なものを引っつかむように、人生はなっていると思う。

はやく見たくて説明も読まず、瞬きもせずに一気に見た。

楽しかった。

最高に楽しかった。

疲れた。

描きたい。

考えたい。

しかし眠い。

寝る。

 

それではみなはん、また明日。

この場所で。

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