パジャパー

地獄列車は嵐の予報で普通列車になっていた。

まさか余裕で椅子に座れるとは思ってもみなかった。

そこで浮かれそうになるのをやめて切なくなる。

あぁみんな、こんな日は休んでいいよって言われたんだな、いっつもわっるい顔して乗ってる同類も、昨日は優しさに心打たれて微笑んだんだろうな、そしてまだ寝巻きですやすや寝てんだろうな、と。

まるでオナラのあとの尻周りみたいに生あったかい空気が日本を覆っている。

下車と同時にキモいぜ。

これから嵐も来る空気だ。

しかし金を貰う以上出勤しないわけにはいかないのだ。

これがタワシ自身の選択なのだ。

生活と金を天秤にかけなければ生きられない日々はしんどいので心を、100人乗っても大丈夫で丈夫な物置に仕舞い込み、大抵のことを何も感じないようにしておく。

これが大人のたしなみだと。

いやそれ、ホントはスゲ〜やりたくないじゃん。

と愚痴をこぼす事で本来の自分を忘れないようにして生きることも忘れない。

生まれたからには「生きる」ということを前提にするようにとDr.大脳辺縁系が仰るから辛い時に悩むのだ。

本能と煩悩の戦い。

いやんなっちゃう。

そんなことはどうでもいい。

美味しいお菓子と牛乳を買って帰る。

パジャマを着て幸せのはじまりはじまり。

 

それではみなはん、また明日。

この場所で。

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