期せずして昨日堀ちえみに思いを馳せたものだから、昭和歌謡を、湯船に浸かりながら熱唱したくなってきた。
しかし、君が代の歌詞すら暗記できないんだからタワシの歌はいつも語呂合わせ。
情緒も何もあったもんじゃない。
今は亡き月刊明星に付いていた歌本young song 通称ヤンソンはタワシのバイブルだった。
ペレペレにしながら歌ったもんだ。
ヤンソン、取っておけばよかったよ。
さて。
タワシの店をどう説明したらいいのか、完全猛烈妄想から生まれたものだから説明がしにくい。
さらに、わかりづらさを楽しみたいというタワシの根性が手伝って、何をするのかを説明する言葉をまだ持てずにいる。
ヤンソンを忘れて歌うタワシみたいなものである。
名前は「道草 問答」という。
まず、購入したものはいったい何だったのか、という問題にぶち当たる。
なぜなら道草 問答はお客さんに「余白」を購入していただく、というユニークなコンセプトの店なのだから。
自分の外側にある何かを求めている方には全然合わない店だ。
もともとあなたが持っている「味わい」が出てきてしまう、そしてその味わいを指先から、口もとから放出する事で人生を、何にも寄りかからずに楽しむことができるんじゃないかと思っていて、本当はもっといろんな事が内包されているのだけれど、そういうものは全て「余白」にしか入らないんじゃないかと思っていて、だからすごく曖昧なんだけれども、でもタワシはその空間も時間も提供できる人間だと思っていて、そしてなんだかいろんなタイミングがぶわっと一気にやってきたものだから、勢いあまって出発したのである。
やっぱりうまく説明できんかった。
また考えよう。
でもちょっと楽しい。
ふふん。
それではみなはん、また明日。
この場所で。