今日を何も触れずにやり過ごしたら、とんでもない熱量と数知れない件数のクレームがあの人ひとりから送られてくるに決まっているので、書かねばならないと覚悟を決める。
きっかけは去年の12月24日。
「今日クリスマスケーキ作るの?もう作った?」とユニークさんからメッセージが届いた。
去年はクリスマス間際にHARBSのケーキを頂いたので作らないと決めていた。ので「作らないよー」と返信しながらユニークさんにタワシお手製のショートケーキを食べてもらいたいな、と思いつき「うちに来ない?」とつけ加えた。
そして今日がやってきたわけである。
のだけれど今日は大丈夫と言ったくせに「何時頃来れる?」の返信が「18〜19時」だった。
いやそれ普通「その日はダメなんだよぉ」ってなる時間じゃね?
平日じゃあるまいし、と思ったがユニークさんの考えはユニークなので、まぁいっか、と受け流す。
ご飯もケーキも食べてから「高校生の頃から使っている蕎麦殻の枕をそろそろ取り替えようかと思う」と言ったと思うとなぜか突然ここにはない自分の枕に対して手を合わせ「ありがとうございます」と言った。
さらに、子供の頃に通っていたピアノ教室で、急にピアノを弾きたくないと思い、手をグーにして「弾きたくない」と言い、先生は笑い、ユニークさんの母上は怒ったのだ、と話し始めた。
それから「そこいらの友だちと遊ぶのが苦痛でもありストレスでもある」と力説もした。
え、だったら今がまさに苦痛の時じゃないか。と言わざるを得ない。
「そんなことはない」と言ってはいたが信用などできんわい。
そしてきっぱり2時間半で帰っていった。
過ぎてみれば夜にサクッと遊びにくるってのは有りだな、と思った。
うちと駅の道の間にあるスーパーを、普通に通り過ぎても誰もが気づくその建物を、帰りも彼女は見つけられなかった。
おしゃべりが止まらなかっだからだろう。
笑い過ぎて疲れた。
心地よい疲労感。
最高。
それではみなはん、また明日。
この場所で。