待合室にて

経過観察てのは設定された健診まで喉の奥にものが詰まったような、普通にいるんだけどどこかでいつもカウントダウンをするような、そして診察日まで1ヶ月を切るといよいよなんとなく毎日緊張するわけで。

それでも「経過観察でいい」という状態には感謝なんだと思っている。

甘いものは控えられなかったけれど甘いものは関係なくてあって欲しい。

 

人はいつでも何かに怯えている生き物なんじゃないか。

すくなくとも自分はこうやって常に何かに怯えている。

程度もあるだろうがこの「怯える」という感情が人間を暴走させないためのブレーキになっているんじゃないだろうか。

 

過去に誰かを傷つけてしまい、そのことで自分自身も傷つき、もう人を傷つけたくないと思う。

傷つけることに怯えるのと人に優しくするのは同じなんじゃないか。

「経験がものを言う」というが経験値が人を程よく怯えさせ、世界を優しくてまるいものにしていくんじゃないだろうか。

辛い経験などしたくはないが、してしまったならばそれを、建設的なものに昇華できたらいいな、と思ったりする。

 

でも辛い経験ほどそうすることは難しい。

そしてそのことを誰も責めることはできない。

なぜなら本人がまだ辛さの中にいるんだから。

自分が辛い時に人のことを思いやれる人は時々いるんだろうけれど、そういう人を心底尊敬するけれど、だからといって、そうであらねばならないとは思えない。

人間てそんな生き物だろ。

だからこそ祈りとか、感謝があるんじゃないかと思う。

それは自分を救うためにあるんじゃないかと思う。

 

さてと。

今日は金曜日だった。

 

それではみなはん、また明日。

この場所で。

 

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