本日はおにぎりと玉子焼きとウインナーを箱に詰めて上野へ行った。
お弁当を食べてから東博の弥勒菩薩を観て「ミロ展」→「古代DNA-日本人のきた道-」→「西洋絵画、どこから見るか?」を梯子する。
ずらーっと並んだ弥勒菩薩を観たらなんか知らんけどめちゃくちゃ癒やされたんですけど。
なんで?
お顔のせい?
スタイルのせい?
暗い照明のせい?
ここ、また来よう。
さて、気分がぶち上がったままミロへ。
基本的には意味のわからんものは好きじゃないのだけれど、意味がわからなくてもミロの作品はどうしてもかわいい。
あの、外側に広がるにつれて絵の具がボヤッとしてく感じも、バカにすんなよ!と言いたくなるギリギリ手前の愛おしい線も、天才的な色彩感覚も、それらを前にしたならばイミフなんて、なんてちっぽけなんだとすらオモタ。
解説を読めばイミフでもないんだが、あれを観せられて全てを理解して評価できる人間なんてホントはいないだろうとか思う。
理解できちゃう自分て素敵的なことなんじゃね?と陳腐な考えのタワシは思っている。
しかしミロはあの不細工な境界線を見事にぶっちぎっていた。
最高だね、ミロじぃ。
さらに「西洋絵画、どこから見るか?」は、やっべぇくらいにオモロかった。
なぜこういう形の絵がこの時代は多かったのか、とか、ここにはこういう意味が込められている、とか、この時代のなうなスタイルがこれ!とか、ただなんか素敵、もいいけれど、いちいち謎解きみたいになっていてまるで一冊の本を読んだみたいで興奮した。
あぁ、楽しかった。
今度のお弁当はもっとオシャンにしようと決めたタワシの夜は蒸し暑かった。
それではみなはん、また明日。
この場所で。