夕方は風、涼しく、まる。

肩こりが酷いので両腕をよく挙げている。

ソファーに座り両腕を挙げていると楽なのだ。

挙げっぱなしは疲れるので両手を頭に乗せる。

これがいつものスタイル。

そうするとなんとなく天井を見上げる形になり、天井にはまん丸い満月のような電気がくっついている。

毎日月を見ているな、と思う。

 

月を見ていると自然に物思いに耽るわけで、よく「始まりの終わり」って人は言うけど、人生はたぶん始まりの終わりじゃなくて終わりの始まりだよな、とか思ったりする。

始まるってことは始まった瞬間に終わりに向かって突き進んでいるので、始まりの終わりは一瞬で、ずーっと続くのは終わりの始まりの連続なわけで。

始まりという終わりが続くことはないのだ。

人生は出口の見えないトンネルに入り込んだようなものなのだ。

先はもちろんの事、過去さえも過ぎれば記憶は曖昧になり、何も見えない何もわからない。

生きるって大変だよね。

 

さてと。

今夜は太極拳。

ここでだけ、太極拳だけで繋がっている形は嫌いじゃない。

 

それではみなはん、また明日。

この場所で。

 

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