本当に欲しい物

昼間近くにユニークさんからメッセージが届く。

「実は昨夜も読んでた。」と相変わらずの馬鹿正直者である。

どうやら昨夜唐突に自分が登場したので上機嫌で眠りについた。らしい。

つまりタワシは期せずして人のためになるようなことをしたのだ。

そして気が付いた。

結局人間は人の役に立ちたいのだ。

自分の幸せを願い、求めて生きることと同時に些細なことでも、自分がしたことが誰かの役に立ったと思う時、自分が生まれてきた理由に合点がいくのだ。

 

生きるってことは不可解極まりないと思っている。

気づけば物心がついていて、嬉しかったり悲しかったりの忙しない感情に振り回されて、どうして自分は生きてんだろう、とか思うのだ。

その「どうして」になかなか合点がいかなくて怒ったり、悩んだり、嫉妬したりして後ろ向きに生きたりしてんのだ。

 

そのうち大人になり、人はみんな幸せになる権利があるんだよ、と言われて、あぁそうか、幸せになっていいんだ、幸せになれたら幸せにならなきゃいけないんだ、と思うようになるのだ。

それは大抵「手に入れること」に向かっていく。

しかし一体この世界に人間の物なんてあったっけ?

あるとすれば、日々大量に排出しているゴミくらいだ。

「幸せ」という不確定なくせに断定的な言葉に縛られて不幸になるなんて御免である。

そんなこと言ったってこれからも、幸せになりたいとかぶつぶつ言うんだろうけれど。

しかし、きっと幸せよりも大事なのは本当の意味の「豊かであること」なんじゃないだろうか。

これまた不確定で断定的だが、自分の豊かさとはなんなのか、ってことを自覚するのがまずは重要なんじゃないだろうか。

 

ん〜、なんかよく分からなくなってきたので寝る。

 

それではみなはん、また明日。

この場所で。

 

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