人生には得たいものと失いたくないもののふたつが存在する。
考えもせずになんとなくそう思っていたような気がするけれど、はたして本当にそれはふたつなんだろうか、と、ふと思う。
得たいものを手に入れたとして、それが思い違いだったり、すぐに飽きてしまうことはよくある。
そうなったらそれはもう失いたくないものではなくなるのだ。
得る前にはそんな風に思ってなどいなかったけれど、得てみたら失っても構わないという風に気持ちが変化する。
これは得たいものだったのか、それとも本当は得たいものではなかったのか。
得たいものを得て、これが1番大切だと思い続けている間は、それを失いたくないと思うのは当然で、だからそのふたつは同じものとなる。
できればそれが理想である。
しかし、得たものを失わずにい続けるために、自分を殺さなきゃならないことが多すぎると思いませんか。
タワシにとってそれは労働だ。
働くことはたぶん好きなほうだけれど、労働はタワシの心を殺すことが多い。
勉強しなかったツケが回ってきたのかな。
心が死なない場所はあるのかな。
そんな場所に出会いたい。
あぁ、出会いたい。
運とか運とか運とか。
てか運しかない。
運はいまのところ陽炎のように危うく、よくわからない存在だ。
このままずっとつかめないのか、時が満ちるのはこの先か。
ふぅ。
人生ってわからないものよね。
さてと。
背中が痒い。
それではみなはん、また明日。
この場所で。