花粉症の時期がやってきた感があるが、去年からとっくに始まっていた。
タワシはとてもセンシティブなのである。
鼻水と鼻づまりのダブルパンチタイプゆえ、出るか詰まるかのこの季節はどう転んでも痛い。
今年は鼻づまりの薬が変わったせいか全く効かず、詰まりが酷い。
毎晩夢の中で息が出来なくて苦しくて目が覚めるのだ。
使いすぎると鼻がぶっ壊れる点鼻薬を仕方なく多用する。
現実世界で鼻がぶっ壊れるか夢の途中で苦しくて死んじゃうかの選択肢の答えは、ぶっ壊れてもたくさんの空気を鼻から吸って生きたい、だ。
目が覚めてオムレツを作る。
実はタワシはオムレツをキレイに作れる。
時々失敗するけれど、大体萩の月みたいに仕上げることができる。
ちょっとしたコツがあって、それを知る前と後では雲泥の差がつく。
以前はオムレツと名付けられた卵焼きだったんだから。
「ちょっと」というのはつまりレシピでいう「少々」で曖昧だから難しい。
オシャレもそう。
タワシはわざとちょっとだけ外すってのが好きだが、それが「外れちゃってる」のか「外してる」のか。
「外してる」んだとわかるくらいに外してないところを完璧にする、みたいな塩梅はなかなか高度な技だと思う。
バランスがいい人はその微調整がうまいんだな。
そして見ている場所が違う。
たぶん。
傾くことを極端に恐れるのではなく、これ以上傾いたらいけないというラインまで揺れ動くことを良しとする。
そこで生まれた余裕が視野を広くする。
まずい。猛烈に眠い。
この続きは…
ない。
思考を停止します。
おやすみなさい。