パンを齧りながら家を出て走るヒトはまだ歯を磨いていない

毎朝同じ電車に乗る。

毎朝同じ道を通る。

 

するといつも同じ誰かの背中や横顔、俯きながら歩く姿とすれ違う。

 

タワシは人生の1/3くらいを自転車で駆け抜けている。通学や通勤や遊びやら。

 

自転車通勤をしていた頃。

毎朝同じ道ですれ違う同じ年代の女子がいた。

彼女はいつも歩いていた。

毎日毎日すれ違うのでなんとなく親近感を覚えていた。

そんなある日、仕事が終わり自転車をぶっ飛ばし帰っていると、いつもと同じ場所で朝の彼女とすれ違った。

はぁ、朝も夜も会うなんて事あんだなぁ。

と、思い、そしてもし今度また帰り道に会ったらぜひ声をかけようと決めた。

その日は唐突にやってきた。

小さな信号の向こうとこっちにお互いが立っている。

すれ違いざまに「いつも…」まで言うと彼女のほうから「会いますよね!」と言ってくれた。

意気投合だ。

せっかくのご縁なので約束をしてご飯も食べた。

 

この世には「縁」しかないのかもしれない。

 

きっかけをつかめずに見送ることもある。

それはそれでいいに決まってる。
ただ、

縁しかないなら繋げるか見送るか、いつでもワタシたちの前にはワンダフルな選択肢の海が広がっているということになる。

 

つかむかつかまないかはタナア次第デス。

 

よぉし、だんだん楽しくなってきたぞ。

このままイッツ ソー フライデ フライデー チャイナタウンに突入だー!

あ、間違えた。

突入するのはサタデーモーニングゥだ。

 

チーン。

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