渚に立てば

例えば、

ふぅ。

と呟いただけで何百もの「いいね!」がついたりする人がいて、ふぅ。の何がそんなにいいねなのか正直わからんのだ。

だったら、なかなか一生懸命にブログを書いてる自分にはその何十倍のいいね!がついてもいいじゃないか、なんてと思う。

しかしそれは、ふぅ。がいいんじゃなくて、言っているその人がいいんだろうということくらいは、へそ曲がりの私でもわかる。

 

さて。

いつでもこっそり根に持って、うまくいってそうだけど私はアンタが嫌いだ、って人には心底嫉妬して、外面だけはいいが自分勝手な私は、とにかくなんでも比較する。

美術館で取るチラシだって、誰も触ってなさそうな奥のものを取るし、よそったスープのどっちにソーセージがたくさん入っているかも気にする。

 

なんてこった。

チンケだぜ。

 

自分が作り出すものは最高だと思いながら、評価されている人を見ては「チッ。」と小石を蹴る。

不貞腐れながらも不安になったりする。

 

しかしそんなところが愛おしいじゃないか、自分よ。

いつでも本気ってことだろう?

本気出すのはエネルギーがいるぜ。

だからおまえはいつでもヘトヘトなんだ、自分さんよ。

 

今年ももうすぐ終わる。

来年も相変わらず不貞腐れた顔でいこうぜ。

おまえにとってのBig waveは必ずくる。

そん時にやっと、捻れた気持ちが何のために必要だったのかわかるはずだ。

 

なんちって。

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