黄昏どき

こんばんは、ぷとりです。

 

靴を脱いだ瞬間に毎回思い出し、洗濯が終わったら毎回忘れ、靴下を履いた瞬間に「またやっちまった!」と後悔する。

 

右の靴下の親指に穴があきそうなのだ。

 

繕うタイミングは洗い立ての靴下の状態でなければならない。

新鮮な糸と過労した糸がマリアージュしてはならない。

洗い立てのタンスに入る直前が望ましい。

忘れていて履いた右の足の親指が一瞬でもうすら禿げた糸に触れてしまったら、マリアージュはできないのだ。

しかし私は毎回そのうすら禿げた部分から親指が自己主張を始めてはじめて思い出す。

 

靴下に空いた穴のほとんどは、そういう、神様のいたずらみたいな時間に現れては消えていき、ある日ぽっこり顔を出す。

さよならの時間。

 

ごめんね、結局何もできなくて。

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