本日は検診のため現実と向き合う事になって、きっぱりと数字にぶとりだと突きつけられたくせに、
今度医者にかかった際は相談するようにとまで言われたくせに、
昨日から待たせている美味しいパウンドケーキが待ちどおしくて、
人間なんてそうそう変われる生き物じゃないさ、と感じているぶとりです。
さて。
言葉って一体なんだろうか。
いやねぇ、今日ヤバかったんすよ。
検診センターていうんですかね、健診のための施設ね。
そこで、4F行ってください、次は2F→3F→5Fまた4Fみたいにあっちゃこっちゃでいろんな検査するでしょ。
フロアーごとに受付の方もいるし、検査してくださる方も別々で。
それはそれはとても丁寧だし感じも良かったです、ホント。
でも、何を言ってるのかがほとんど理解出来なかったんです。
初めて聞く単語なんかじゃないんですよ。
よく耳にする単語ばっか。
次はこの〇〇を真っ直ぐ行って左手の〇〇に〇〇してください、とか、〇〇の券売機に〇〇をかざして〇〇をなんちゃらしてください、とか、こちらの〇〇に〇〇が記載されていますので〇〇してください、とか。
言葉は話す言葉と読む言葉、聞く言葉がありますよね。
映画とか小説は沁みるように入ってくる。言葉から映像まで浮かぶ。
ラジオも大好き。
今日は何言ってるのかわからんかった。
何度も聞き直したもんね。
ヤバイね、自分。
理解できないのか、聞いてないのか。
聞こえてこないのか。
自分の非を認めたくなくて言い訳を考えた。
そして思ったんです。
みなさん毎日同じ事を仰ってるわけですよね。
だからなのか言葉に感情が乗ってないように思ったんです。
毎日毎日同じ言葉だから、空で言えちゃう。まるで…まるでなんだ?
なんかだ。
そうすると私のような類の生き物は、理解ができないんすねぇ。
言葉と一緒にエネルギーが飛んでくると、それが良くても悪くてもキャッチしてしまうんだけど。
困った。
とても困った。
だってそのうち私たちを案内してくれる人はみんなAIになるでしょ。
AIに今のところ「気持ち」は搭載されていない。
私はどんどんおばあちゃんになるし、このままいくと日常生活に支障をきたす程に「理解できない人」になっちゃう。
困った。
何が1番困るって、外でお腹が痛くなっても御手洗いにたどり着けないことが怖い。
バリウム飲んですぐに下剤を2錠飲まされた私は、トイレから出れなくてすでに困っている。