今日はバチッと6時に目が覚めて、布団から飛び出す間もなく昨晩録音したポッドキャストを編集しようと携帯電話をポチッとな、っつってたら何これ珍百景よろしく、いや全然よろしくなく大切なラストナイトの録音を削除してしまった。
びっくりして飛び起きたがもうアフターカーニバルだ。
しょんぼりしてふて寝しながらも、みゆうさんとのぞみくんにごめんなさいを告げた。
優しい2人が許してくれるのを百も承知で穴ぼこが開くくらい謝り倒すという、タワシはズルい奴なのだ。
そんなズルいタワシは、昨日100回くらいやらかしたクシャミのせいで喉からは血の味がするし、耳も痒くて仕方ないし、キャラメルコーンのピーナッツを食べたらゴリッと硬いものが治療中の歯にハマったので取り出したら、削られて薄っぺらになっていた歯がポキンと折れていた。
週末の頭痛も大盛況で薬が効かない。
仕方ないので今日という日の意味を泣きながら探し歩いたが何も見つからないうちに夜になった。
涙は枯れてしまった。
そんな時に、タワシをいつでも気にかけてくれるあの人から激うまの水炊きセットが送られてきたので幸せを取り戻す。
元気になれと言ってくれているはずだ。
しかも柔らかい鶏肉は翼の折れた歯にも優しい。
ご機嫌で水炊きを食べていると今度はみきちゃんから洋服のお古が届いた。
いらない服を全部くれと言っておいたら、オシャレな洋服屋さんの紙袋5つ分が玄関に置いてあった。
去りかけた幸せが、やっぱりタワシを放ってはおけないと踵を返して戻ってきてくれた。
大切な人はいつでもちゃんと「その時」にやってくる、という事を思い出す日曜日であった。
大切なことは忘れないようにしないとダメだ。
きっとタワシは大切を放ったらかしにしていたのだ。
大切を大事に噛み締める事を思い出す。
今日も結局ありがとうが言いたくなったのだから、今日はいい日だったのだ。
そう。
ありがとうでおやすみでやっぱり頭が痛いけどまぁいっか。