ヘックショイ

花粉症の薬がウェンズデーモーニンの時点であと4錠になっていた。

しくじった。

先週行っておくべきであった。

しかしアフターカーニバル。

なけなしのそれを朝だけ飲むので、どうか仕事中に鼻汁と鼻詰まりとクシャミで頭よ、ボーッとしないでおくれと願った。

フライデーは危なげだったが、お出かけ用薬ポーチにオロパタジンを1錠めっけてランチで2錠目の追い薬を飲み、なんとか凌いだ。

タワシはこの、やってはいけない追い薬をしばしばやるので内心ドキドキするのだが、痛みにめっぽう弱いので仕方ない。

よっ、待ってましたのサタデーアーリーモーニングぅに病院へ駆け込んだ。

そして溜まりに溜まった鬱憤のような症状を次々に申告する。

今まで飲んでいた薬が今季は効かない。

特に鼻詰まりは毎晩苦しくて目が覚めるほどなので、どうかドリトル先生、イカツイ薬にチェンジしてくれないか、と。

花粉のせいかはわからないが、身体も痒くてたまらない。

逆流性食道炎の薬も切れたし、片頭痛用に処方されたロキソニンは、まるでラムネのように溶けてなくなるだけで全く効かぬ。

ついでに健康診断の結果も見て欲しい、と告げた。

念願かなって花粉の薬はどデカくイカツイ物に変わった。

頭痛薬も粉になった。

おかしなもので、それだけで鼻汁も鼻詰まりもクシャミも止まったような気になった。

しかし。

そうは問屋が卸してくれんかった。

朝からクシャミと鼻水が止まらない。

しくじった。

鼻詰まりのストーリーを誇張しすぎたので、止まったのは鼻詰まりだけだった。

話を盛りに盛る癖が凶と出た。

鼻水もクシャミもパレードのように続くではないか。

そういえば、詰まりには強いが鼻水にはちょっと弱いけどね、と言ってたな。

しかしこれまたアフターカーニーなのでひとまずコイツとランデブー。

朝からブローチを作るが、鼻水とクシャミのおかげで作業が捗らない。

動画、撮れるかしら。

そんなタワシの労を労ってぽ氏がケーキをご馳走してくれるというので、ケーキ屋さんへ。

中へ入ると、若い店員さんが積み重なったケーキの箱をドッシャンガラガラ落下させると同時に「もー!」と怒っていた。

それを見た女将が「お客さんの前で怒らないの!」と輪をかけて怒っていた。

ブルータス、お前もか。

タワシはザッハトルテ、ぽ氏はチーズケーキを食す。

紅茶はオシャレにルピシアだ。

ん〜、ンマイ。

さてと、これからまたブローチをつくる。

動画もぽ氏がスタンバッている。

動画っつうものを全く撮らないタワシたちなのでここから試行錯誤が始まる。

新品の三脚を立ててまずはトライアンドエラー。

またひとつ新しい挑戦が始まる。

ひとつひとつ淡々と。

クシャミのし過ぎで腹筋が割れ始めている気がするタワシの夜の始まりである。

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