月曜日の鼓笛隊

今日からマスクは自己判断だが、行きも帰りもラッシュアワーど真ん中となるとやはりはずし辛く、昨日までと風景は変わらなかった。

マスクをするとどうにも気持ちが悪くなり、そこから胃痛、頭痛へと発展するので今日という日を待ち望んでいたのだが、車内ではずす勇気はなかった。

ホームに降りた瞬間にマスクをはずして深呼吸をした。

だいぶん気分が落ち着く。

そこから外の空気を吸うと生き返る。

外の空気は下手な薬よりも効く。外の空気には季節の味がある。

特に冬の味が好きだ。

氷の味がする。

春は短くて危うい。

悲しい味。

すぐに夏がやってくる。

夏の味はすっぱい。

そして点滴がゆっくり落ちる病院の匂いがする。

秋は香ばしい味がする。

冬の小さい頃、家でひとりでテレビを観ていると外で遊んでいた弟が帰ってくる。

マザーも買い物から帰ってくる。

2人ともよく鉄の匂いがした。

コンビニエンスストアの前もコンビニエンスストア特有の匂いがする。

ひとんちもそのひとんちの匂いがする。

新しい本の匂いは夜の匂い。

夜の匂いは駐車場の匂い。

昼に干した布団からは太陽の匂いがするので、タオルケットは柔軟剤の効いてないパリパリした触り心地がいい。

不安な時は洗濯物の匂いを嗅ぐ。

 

今日はもう一文字たりともでてこない。

悔しいけれど今日はもう諦めて寝ることとする。

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