2023年は小学生の頃のタワシにとったら近未来だ。
全身スーツで空飛ぶ車に乗っていないにしろ、あの頃はテレビがこんなに薄っぺらくなるなんてことも、子機よりも小さい電話をみんなが持ち歩くようになるなんてことも想像だにしなかった。
飛行機に乗る72時間前にやっていた、魔のリコンファームも今では息を顰めている。
振り返れば時代はいつも急ぎ足で去っていく。
それなのにタワシという人間はあの頃と寸分違わずブルボン様を筆頭にたけのこの里を食べ、日曜日にはキャラメルコーンを頬張るのが楽しみという日々を繰り返している。
クシャミと鼻水もウィークエンドになると大手を振ってやってくる。
外には出るな、ということか。
いや、しかし本日は無印良品週間に行かねばならぬ。
気になっていたがこの日が来るまで寝かせておいたパーカーが誰の手にも渡らずにタワシを待っていてくれるかもしれない。
そうだとしたらパーカーを待たすわけには行かないのだ。
啜っても啜っても垂れてくる鼻水と連続するクシャミが酷くなったとて、行かねばならぬのだ。
かみすぎてあっという間になくなったちり紙も買いに行かねばならぬのだ。
朝から昨夜収録したポッドキャストを編集(と言ってもただブチブチ切っているだけだが)し、1週間分の食糧を買い込み、また編集をしている。
100分以上あったものを今回はぶった切りすぎて気づくと40分になっていた。
半分以上ぶった切っていたのか。
そのせいか、それは別に関係なくなのか、タワシの質問が明後日を向いている
だがしかし、こうやって人は力をつけていくのだ。
失敗を恐れてはいけない。
成功しか受け入れられないことを恐れろ、自分。
ということで、サクッとアップする。
今日は引き続き寒いが、太陽が出ている。
太陽の温度をじんわり感じる時、タワシはいつも宇宙を思う。
月と地球の間の長さの400倍遠くにある太陽の光は8分かけて地球に到達するという。
この季節にはとても有難いと思う一方で、そんなに遠くにあるのに暖かいと感じることができることに恐怖する。
蝋で固めた鳥の羽を持ったイカロスは、赤く燃え立つ太陽で蝋が溶け、堕ちて命を失ったのだ。
小学生の頃、林間学校の余興でみんながイカロスの歌を歌い、タワシはイカロスになって踊った事がある。
そのせいで40年以上経つ今でもイカロスの恐怖が少しだけシンクロする。
思い出って強烈だ。
さて、明日は金曜日(のようなもの)。
いつものドンヨリは微塵もなく、今からウキウキしている。
明日が金曜なら今夜は遅くまで起きていられる。
いつもの暗い暗い日曜日の夕方が木曜の夜みたいだ。
最高の気分である。
祝日は時々しか来ないくせに、毎週来てくれるウィークエンドよりも偉そうだ
けどやっぱり嬉しい。
ごめんよ土日。
君たちに心を救われている人間は数えきれないほどいる事は知っていてほしい
気まぐれな祝日よりも誠実な土日のほうがタワシは好きだ。
Podcast「深飛行」#6 アップしました!
今回は“個性”について。