なわけではない。
が誰しも今夜シャンプーをする時に一回くらいはオールバックになるよね?
なかなかオールバックにすることが日常じゃない人にとったらカッチョ良すぎて外に出るのを躊躇するけれど、実は毎日躊躇することなく誰もが風呂場でワッサーとオールバックにしている。
なぜ(殆どの)人は一歩外に出たら躊躇するのか。
これは生まれつきなわけではない気がする。
ベイビーたちをみれば一目瞭然である。
じゃあやはり成長とともに身につけているのか。
人間、恥じらいは必要だと思う。
しかし躊躇は極力しない方向にシフトしていきたい。
だって人生は折り返しに突入しているのだから。
どうしたもんだろう。
なんかこう、価値観がガラッと音を立ててひっくり返ってそのまんま、死ぬまで戻らなければいいんだろうけれど、悲しいかな日常は檻の中にある。
わざわざ抜け出した自由の街角を戻り、戻り、自ら檻の中へと帰っていくのである。
動物園を飛び出したトラは何を思うのだろう。
再び捕まって連れ戻された時にホッとするんだろうか。
それともまた飛び出してやる、と意気込むんだろうか。
人間は何も知らない生き物だな。
知らないから明日を生きようと思うのか、思えるのか。
人の気持ちなんてわからないから悲しいのか、嬉しいのか。
タワシも明日を生きようとしている。
だから昨夜ビタミンB2を「ポチッとな」したったのだ。
頭痛薬を飲む毎日からの脱出だ。
すっかり忘れていた「命のマザーA」もラムネみたいに飲み始めた。
どちらにしろ錠剤的なもんに依存してはいるが、ひとまずプラシーボに期待をしてみる。
毎日頭が痛いのはなかなかどうしてつらいのである。
今はサングラスをかけたモグラみたいに土の中をアップアップしているが、必ずタケコプターを手に入れて大空を飛んでやるのだ。
いでよ、タワシ!
チューブのセメダインのように。
行け、タワシ!
逃げるのび太の速さで。