家路

旅先では爆睡できないセンシティブちゃんは今朝も眠いが早起きのため寝不足である。

しかしそんなことは言ってられないわけで6時半に朝食を取りチェケダして駅へ。

ダディーへの土産をすっかり忘れているので慌てて駅で甘いもんを手に取る。

そう、タワシの甘いもん狂いはダディーの遺伝である。

明日食べよう、とひとつだけ大切に残しておいたお菓子が翌日早朝には消えてなくなる事件が頻発したティーンネイジャー・タワシ。

犯人はダである。

そして毎回怒り狂うタワシ。

それにしてもここ広島の土産売り場はもみじが咲き乱れている。

ウェルカム紅葉狩りの状況下ではあるが、どのもみじがどう旨く、他とどう違うのかが全く分からず途方に暮れるのであった。

土産関連を全て終え、呉へと向かう。

そう、あの大ヒットアニメ映画の舞台となった場所である。

趣のある街とミッドセンチュリー イン ジャパンな商店街はもっとゆっくり散策したら掘り出し物がたくさん見つかりそうな匂いがぷんぷんした。

あっという間に楽しい時間は過ぎてリムジンバスで空港へ。

食事を終えて早々搭乗口でゆっくりしている。

誰もいないので気持ちいい。

タワシは早速ブログを書き始める。

マザーは扱いきれてない安心だフォンを差し出してウイックペディアとはなんぞや、と言っている。

ウイックペディアなんぞは知らん。

するとすぐに女ともだちへ電話をし、どこそこでは涙が出たとか、この場所がとても気に入ったのでここの施設に一緒に入る計画を立てよう、とかそれが無理なら庭のある家を借りればいいとか無茶苦茶な話をし始めている。

勘弁してくれ。

ダディーはどうなる。

眠い。

飛行機から降りてすぐに電車に乗らなければ終電に間に合わない。

マザーよ、どうか無事に走り切ってほしい。

さて、離陸だ。

 

それではみなはん、また明日。

この場所で。

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