ノーベルン賞

「どんな魚が獲れましたか?」

「ホタテです」

朝からニュースの中のコドモが笑かしてくれて、さらにもうサーズデーになっているという事実がタワシの心を躍らせる。

焦るなタワシ。

本来はサタデーの前夜祭であるフライデーをチャイナタウンのメロディーに乗せてはしゃいでいたのに、楽しみが度を超え今では前夜祭自体が楽しみすぎて、さらにその前日にまで心を躍らせ始めているじゃないか。

意識が、「躍った翌日は休み!」という繰り返しによる考えなしの誤認を生み、タワシをバカヤロウにする。

本当のフライデー、つまりリアリーフライデーは実は明後日というリアルに直面したとたんに毎度えらく落ち込んでいるじゃないか。

結果、最近のタワシの平日は1日増えて月火水木木金だ。

6日になってしまったじゃないか、バカタワシ。

想像が、超えてはいけないラインを飛び越えもはやマトリックスである。

だいたいタワシは毎日毎日平日を嘆きすぎる。

思考が先へ行きすぎてしまうと、一瞬現実との区別がつかなくなる。

そのあとで現実に戻ってきた時の疲労が半端ない。

幽体離脱で言われる疲労と同じなのか?

ムムム?

なるほど。

ヤバイかもしれん。

相当クレバーな事を思いついてしまったかもしれん。

未来の想像をしている時、人は本当に肉体を離れて未来に飛んでいるのかもしれない。

未来の光景を見ているのかもしれん。

そこから肉体に戻った時に未来を、想像だと思い込んでしまうから想像した未来が来ないのだ。

さっき自分は未来にワープしたんだ、と気づいた人だけが想像を手元に引き寄せるのだ。

タワシのまやかし金曜日ではくだらなすぎて話にならないが…いやしかしこれはあながちバカにできない仮説である。

そろそろ昼下がりがエピローグを迎える。

さてまた仕事に戻らねばならない。

お。

この期に及んでまた閃いてシマタ。

サーズデーは単体で特別な日にすれば良いんだ。

サーズデーナイトにはちょっと贅沢なお菓子を食べると決めよう。

そすれば贅沢曜日からのリアリーフライデー、そして祭りが始まり、1週間はきっちりセブンデイズに戻る。

本日のタワシは誠に冴えている。

冴えわたるタワシが注ぎ込むべき思考がこの曜日案件でいいのかどうかはわからんが、冴えてしまっているので仕方ない。

さて。

今夜はどの店でお菓子を買うとするかね。

あぁ、あそこのミルフィーユチョコで決まりだ。

それではみなはん、また明日。

チャイナタウンで会いまひょう。

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