気づけばよく、和幸のとんかつを食べている。
今夜も和幸でとんかつだ。
サックサクの衣にゆずドレッシングをたっぷりかけたキャベツ、柚子の漬物と柚子づくしがこれまたいい。
エビフライも好きなんだけれどエビフライよりもそこについてるタルタルソースがタワシにとったら主食である。
本当はタルタルソースととんかつで食べたい。
雨が止んだと思ったら蒸し暑い。
季節はいつも忙しい。
さて。
タワシは常々思っていることがある。
常々いろんなことを思っているが。
雨の日の長靴についてである。
長靴というのだから靴の仲間になるわけで、靴は靴としてがんばればいいのはわかる。
縫い目を作らずハイカット。
わかる。
わかるが人は前に進む時、その構造上足を蹴り上げながら行く。
この動作が晴れの日ならば問題ない。
しかし雨の日は蹴り上げた足が路上の雨を飛ばして膝の裏までびっしょびしょになるではないか。
たしかに靴下はサラッサラだが、君が蹴り上げた雨は関係のないズボンを水浸しにしている。
君はそれでも平気なのか、おい。と。
タワシはいつもそう言いたい気持ちでいっぱいだ。
これじゃあまるで人気のスイーツ屋さんで、炎天下のなか、長蛇の列で沢山の人が並ぶそれを承知で、商品を大量に買い占める客と同じではないか。
自分さえ良ければ周りがどんな目にあったって関係ないというのか。
タワシは長靴にそう問いたい。
例えばクリップで長靴のふくらはぎの部分に装着できる孔雀の羽のようなものを開発するとか、そういう方向に思いを広げるくらいやってくれてもよくないだろうか。
建物内に入った時にクリップを外して孔雀の羽をポンポンとやってサッと水が切れれば鞄に忍ばせていてもいいじゃないか。
そういうアイデア商品があれば売れるじゃないか。
なぜない?
視界が横長になってきた。
もう寝ます。
それではみなはん、また明日。
この場所で。