昨夜、録画してあった「100分で名著」でナオミ・クライン著『ショック・ドクトリン』について堤未果氏が解説をしているのを観ていた。
とてもわかりやすい解説で「へぇ〜。」「怖いな。」などと言いながら観ていた。
もう4回全て終わってしまったんだけど、最後に堤氏がポロッと「知識ではなく知性」という言葉を使っていてタワシの瞳孔はバチッと開いてかなり興奮した。
知識はあればあるだけ素晴らしいが、それ自体は死んでいる。
それだけでは死んでいるが、どのように使うか、そこには知性が現れ、知識はやっと生きてくるのである。
はぁ。
ガッチャンコ。
すっきりする。
知識を蓄え、知性を育てたいタワシである。
さて今朝、オフィスにて「おはよーござぁーっす」と元気に着席し、携帯電話をピコピコいじっていると、左の半袖にバタバタと飛んできて何かが停まった。
まるで勲章かのように。
タワシの勘は切れるナイフより鋭いのでその瞬間に、この黒を触らず床に振り落とした。
穏やかな男どもは「蛾かなぁ?」などと言っている。
いやいや、おまえさん、蛾なわきゃないだろがっ!
黒い蛾など金輪際見た事ないぞ!
G之助に決まっとるやろ!
ひとりがじーっと見て「あ〜、ぷとりさんの言う通りだねぇ。どこかにスプレーあったっけ?あれ、歩いてる歩いてる」と悠長な事を言っている。
そんなんじゃG之助を仕留めることなんてできないわけで、タワシはそこにあったダンボールをサッと上に乗せ一気にそこで何度もジャンピングをしたった。
もちろん一撃だ。
男どもは「すごーい!退治できるんだ。」とか言っている。
すごーいじゃないだろが。。
いや、別に虫を退治するのは男だとか女だとかってんじゃないのだ。
こういう時間勝負の時は皆で慌てようや、と言いたいのだ。
しかしこれは心するしかない。
こういう穏やかさに救われている毎日なのだから。
それにしてもこの会社に入ってからというもの、まだ全く何もわからんのにややこしい案件を引いてばかりで、持ってますね、とかラッキーですな、とか言われている。
しまいには、この忙しくない部署に来てから忙しくなかったのは半年で、最近は毎日忙しい。
これを持ってるとかラッキーだなんて言うはずないだろが、と先ほどまで思っていた。
しかし。
今朝のG之助事件しかり、タワシの肩にG之助が乗ってきたのはこれで2度目である。そうそういないと思われる。
あれ?
もしかしてタワシには元来風を吹かせるという強い引きがあるのか?
それがここにきて稼働し始めたか?
これは未来で吹く風におけるデモンストレーションか?
いい風がそろそろやってくるのか?
そう信じよう。
明日は金曜日だし、クーラーの効いた部屋は天国だし、今夜もプリンが待ってるし間違いない。
それではみなはん、また明日。
この場所で。