人生にはメリハリが必要よねっつって、これメリハリのメリは低い音、ハリ(カリ)は高い音だっつう話、全然知らない。

今日も書く。

毎日書いて何なんすか?と問われたならこう書く。

タワシの頭はぬか床のようなもので、毎日自分の手で混ぜていないとあっという間に腐ってしまいます。

腐ったら臭い。

臭いのは本当に苦手なので、混ぜる。

つまりこれはひとつの問答でやんす。

自分と。

仲間と。

そしてまだ見ぬみなはんと。

ただ誤解しないでいただきたい。

問答が好きなだけなのです。

日常に横たわるへこんだソファーのように、毎日帰る場所なのです。

じ様のしていた崇高なあれではなく、単なる問答ヲタクというやつなんでやんす。

 

さて。

あぁ、暑いねぇ。という話を毎日オフィスおじいちゃんとしている。

なんだろう。

この、ここで出会わなかったら1度も会わず、もしもどこかで会ったとしても1度も話すことなく生まれて死んでるよな、と思う人との束の間の出会いと別れのHOTな感じは。

別に話さなくても普通に時間は過ぎるくせに、1日1回どうでもいい暑さの話をする。

心地が良いのである。

たぶんオフィスおじいちゃんサイドもな。

おばぁたんとも話をする。

エレベーターで会う時だけ。

暑いねぇ。

じゃあね。

と。

心地いぃ。

この会話に意味があるのかないのかと問われたら意味などない。

しかしこういう束の間の問答がタワシの人生のぽっかり空いた心の時にジワるのである。

なぜか時々思い出して心地よくて少し救われるのである。

そういう、テンポラリーだが千切れない出会いは大切にしたいと思っている。

思い出す時をまるっと含めて大切だと思う。

おじいちゃんの人生には頭痛がない事や、あんまりそう思ってないくせに「あぁ、そう〜。」と、しょっ中しんみり言う感じも、おばぁたんが汗っかきな事も、丁寧すぎる言葉遣いにタワシの心がちょっとチクッとすることも大事にまるっと取っておく。

心の中にしまえるものは生きていれば取り出せるからな。

 

みなはん、いつかタワシと問答しませんか。

タワシは店を作って待ってます。

けれど今日はまだない。

だから当分この場所で。

また明日。

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