雲が違う。暗くなる時間が違う。秋がいる。アゲアゲだ。

もう1週間、尾崎の「卒業」がリフレインして止まない。

Netflixのドラマで流れていたのかもしれない。

別段、尾崎を好きだったわけでもなく、ヤンガーブラザーが持っていたピンク色の空で尾崎が塀を飛び越えている最中のアルバムを何度も聴いていた。

それくらいだ。

歌詞もそこそこしか覚えていない。

改めて彼は何から自由になりたかったのかと、歌詞を読んでみた。

ずいぶんと歌詞が長い。

伝えたい事がたくさんあったんだろう。

 

何かを絞り出して書く毎日は誰に頼まれたわけでもなく自分で決めたことである。

理由もある。

それでもオフィスで休憩するためだけに行くお手洗いで手を洗い、茶色い顔を見て扉を開ける時、今日は何を書こうかと考えているタワシがいる。

そして何も浮かんでいない不甲斐ないタワシはすぐに、毎日書くことの意味はあるんだろうかと思う。

思ってすぐにこれだけは意味を考えちゃいけない、と言い聞かすのだ。

尾崎が 今俺にあるもの 意味なく思えて とまどっていた と歌ったように、意味がないと思えたらタワシは戸惑うこと間違いないからである。

書けるものなら毎日オモロイことを書きたいし、書ければ誰が褒めてくれなくともひっそり自分を天才だと思って気分はアゲアゲだし、しかし目が覚めて電車に乗り黙々と仕事をし、時々冗談を言い合って笑うくらいで日々、日が暮れていくのだ。

毎日オモロイことは起きないのだ。

ただし、ここで見誤ってはいけない。

書きたいのはタワシだ。

誰にも縛られちゃいない。

誰にも支配されちゃいない。

この支配からの卒業 と歌った尾崎とは違い「この」は他人ではなく自分だということを。

自分が自分にした約束を破りたい時、言い訳はいくらでも思いつく。

最もらしい言いぶんを、意味なんてあるんだろうかに結びつけ正当化し、楽に辞めたいのである。

ほら。

こうやって内観すれば書く事はまだあるのだ。

1時間。

1時間諦めなければ光は見えてくる。

うんざりしながら それでも過ごした ひとつだけわかってたこと やるっきゃない

ぷぷぷ 

 

それではみなはん、また明日。

この場所で。

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