マッシュルームヘアーなんてオシャレな名前のつかない、しかしなにかを被っているような頭が続いている。
タワシマニアの「abanchi」アバちゃんに来月、髪をスーパークールビューティーにしてもらうのでセルフカットの頭をボサボサにしたまま暮らしている。
楽しみを楽しむためにエントロピー増大の法則に粛々と従っている。
アバちゃんは髪の毛と話しながら髪を切るという紙一重の天才であるからして、鬱憤の溜まったタワシヘアーをものの見事に解放してくれるに決まっているのだ。
そんなフリーダムタワシに出会うために、開いたノートを頭に乗っけたみたいなスタイルでどこへでも出かけている。
夕方。
オフィスを出て携帯電話を見ると、ななんと100日目の徒然に登場したあの人から不意にメッセージが入っていた。
お!?と思ったのも束の間、タワシマニアのTシャツに対して「Dasa-kawaii」だけの文字が送られていた。
特にメッセージのやり取りはしていないが、でもどこかで気にしてくれているだろうと思っていたその答えが本日出た。
やはり気にしてくれていた。
このタイミングじゃない時は山ほどあった気がするが今なのか、しかもこの距離感で堂々のダサいのか!
オモロすぎて、道端でひとり「ダサいんかいっ」っつってズッコケる。
そしてお見かけした時にオシャレだな、と思った手前、冷や汗がたらりと垂れた。
ダサいのか?
いやいや、ダサいの後にかわいいと書いてあったぞ。
それはダサいと思ったけどよく見たら相当可愛かった、という意味に違いない。
キノコになり損ねた頭にダサいTシャツのタワシちゃんなんて、かわいすぎるだろ!
この「タワシマニア」は人気のないタワシのブログを好き好んで読んでくれるなんて、という敬意を込めて呼んでいるみなはんの代名詞である。
しかし一方でタワシ→ワタシ→ジブンマニアともなるわけで「ワタシ ジブン ヲ アイシテル」Tシャツである。
自己肯定感爆上がりの魔法Tシャツ、みなはん、毎日着ても着足りないね。
魔法が効かなくても返品等は承りかねる。
それにだ。
タワシマニアの下に空欄でNo.____が入っている。
ここはあなたの好きな数字を刺繍してオリジナルTシャツにしてほしい。
タワシは000となみ縫いをした。
面倒だった。
それではみなはん、また明日。
この場所で。