「素敵」には対極にあるふたつの意味がある。
と思っている。
「さぁみなさん見て寄って触ってよ。ね、とっても素敵でしょ」な素敵と「ちょっと待て。時間を巻き戻そう。ムムム。なるほどやはりこれ素敵」と。
いつも文句ばかり言っているタワシだが、素敵に関してなぞ個人の感想なので、あなたの思う素敵は素敵なんかじゃありませんよ、などと野暮なことを言うつもりはこれっぽっちもないのだ。
ほんとうだ。
ただタワシ的には後者の素敵にグッとくるタイプなもので、めざせ!ムムムな素敵をモットーにしている。
みなはんもうお気づきか。
タワシがどうしていつも、存在そのものがすでに素敵な言葉を避けているか、を。
そう、答えはここにあったのだ。
だってさ、なんかちょっとひっかけたいじゃんか。
ひっかかった文章は、もっかい戻り考える。
考えたらそのひっかかりはきっとあなたの思い出とリンクする。
思い出の記憶とタワシの謎の文章が正面でぶつかってあなたの閃きになる。
そういう爪痕であなたの背中を掻いている。
つもりなのだ。
ちなみに背中を掻いてもらうと痒い範囲がどんどん広くなり、しまいには肩甲骨の岬とかお尻のほっぺまでが痒くなるように、じわじわとタワシマニアが増えてってくれたら嬉しいなぁ。
それではみなはん、また明日。
この場所で。