幸せ幸せとイヤーにオクトパスなタワシは今夜も幸せに関して思うことを煮詰まったヘッドでシンキングぅ

腕をまくって幸せについて書きあぐねるつもりだったが、電車が来た。

いつもの席に座ろうとすると背もたれの一部が茶色い。

よーく見るとガガ助がとまっているではないか。

これでは座ることなどできんじゃないか。

ということで隣に座る。

と、すぐに何も知らない女学生が来て座ろうと身体をくの字にした。

いや、まてお嬢さん!

君はガガ助を目視したか?

したうえで座るというなら何も言わんが、君は何も見ちゃいない。

ましろなセーラー服にガガ助がプリントされ、いずれそう、君は悲しむはず。

タワシはスンデのところで「お嬢さん、こちらにガガ助がおりますぞ。」と指をさす。

お嬢は驚いて立ち上がる。

それでジ・エンドでも良かったのだが、空席に人が座ろうとする度にタワシがしゃしゃり出て「お嬢さん、こちらにガガ助が…」というのもなんである。

じゃあ言うのをやめたらいいじゃんか、という説もあるが、それでは論点がズレズレである。

「教えてあげたタワシ」という一回だけの印を引っさげて喜びたいわけではない。

ガガ助から女子を救うのが目的だ。

Women only 車両だからな。

タワシは意を決して、お薬ポーチの先っちょでガガ助をチョイチョイと押し上げた。

するとガガ助はひらひらと舞って女学生のリュックにひっついた。

ス…スマン。

そんなつもりじゃなかったの。

女学生はやんややんや言いながらリュックをゆする。

ガガ助はまたひらひらと舞い、空席ひとつまたいだお嬢の足にひっついた。

オーマイガー。

これではタワシが悪者ではないか!

ひとつまたいだ向こうのお嬢はすでにご立腹。

凹む。

タワちゃんは大いに凹む。

しかし凹んだタワシの肩ごしをそっと舞い、ようやくガガ助は「オレは行くぜ」と言って遠くへ飛んでった。

改めて「お嬢さん、席が空いたようですぞ」と呟く。

お嬢が座り、平和が戻ってくる。

こういうエピソードには事欠かないタワシだが、ふと思う。

毎日平和に座っていたことが幸せだったんだ、と。

そう。

 

なんでもないよおなことが

幸せだったとおもおう

 

のだ。

幸せの定義なんてめくるめく変わる。

つまり定義するなど不可能なのだ。

幸せは、いつだって足跡しか残さない。

あれれ、タワちゃんおしゃんな事言ってる。

振り返れ、タワシ。

振り返って振り返って幸せを噛み締めろ。

そして明日こそは幸せを現行犯でとっ捕まえろ!

今日の日常にサンキュー。

明日の幸せにカンペェ。

 

それではみなはん、また明日。

幸せの真っ只中で会いましょう。

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