あまりにも眠い眠いを連発するので、ぽ氏が本気で「眠くなる病気じゃないのか?」と言ってきた。
ぽ氏よ、違う。
これは単なる気の抜けたパンダの哀愁漂う後ろ姿のようなもので、人生に時々訪れる黄昏時だ。
心配には及ばないし、安心したまえ。
さて。
明日から
そうだ 京都、行こう JR東海
という名目で京都と奈良へ行く。
ぽ氏は大の奈良好きである。
昔、奈良がよくわからんタワシを案内してくれたのだが、平城宮跡とか奈文研とか木簡とか、この向こうに電車が通過するんだ、と言って見せられた鉄格子の隙間からの景色の素晴らしさとか、タワシの人生のどのページにも該当しないものばかりを異様に愛する人間だということだけがはっきりとわかる旅だった。
しかし人が夢中になって嬉しそうに、一生懸命何かを語る姿はそれが1ミリたりとも理解できなくたって微笑ましかった。
そして今回は正倉院展へ行くというぽ氏に便乗してタワシもJR東海に乗る。
歴史に想いを馳せるぽ氏に打って変わってタワシはというと、これが清々しいほどに歴史に興味がない。
観光にも興味がない。
お寺の名前もわからなけりゃ、どれも同じに見えるといった有り様である。
ぽ氏が正倉院へGOしている間にどこへ行こうかと考えた。
奈良→神社仏閣→パワースポット。
パワースポットだ、これしかない!とググりにググる。
め〜っけ。
行くぞ、天河神社へ。
センシティブ・お腹族としては1日に何本かしか発動しない山のバスに揺られるのは不安でしかたないが、前日からお腹を上げ膳据え膳して挑むつもりである。
京都に関しては鈴虫寺だ。
ゲッターズ飯田が絶対に行ったほうがいい、と、どこかでたしか言っていた。
鈴虫寺のお地蔵さんがひとつだけ願い事を叶えてくれるらしい。
ひとつかぁ。
じっくり考えねば。
眠れない夜の久々の到来である。
オカルト大好きタワシックスは蓮久寺住職の三木大雲和尚にも会いたくて仕方がない。
せっかく京都に行くのに。
しかし観光寺ではないし、怪談説法で飛び回っているんだろう。
鈴虫寺で三木大雲に会いたいです、と願ったら…それでおしまいか。
悩む。
いや、悩まない。
他を願おう。
旅行はいい。
行く前が1番楽しい。
まだ始まっていないということはエターナルであるのだから。
今日は楽しい。
こういう日は眠れない。
そういうの、もう50なのに勘弁してほしい。
それではみなはん、また明日。
この場所で。
1件のコメント
三木住職にばったり道端で会えたら最高ね✨