ヒューヒューである。

改札口を入ってすぐに携帯電話を忘れたことに気づく。

2秒考えて全力疾走で家に戻る。

喉から血の味がするくらい走り、

1時間経った今でもまだまだフレッシュな動悸が止まらないのは仕方ないが、2秒で決断した自分を褒めたくて仕方もない。

結局、携帯電話を手に入れ、次の電車に間に合い、いつもの始発に座れた。

この決断までのスピードが全てをまるく収めた気がするのだ。

どハマりしているので勝手にニ夜連続でBossB氏を引っ張り出すが「視点」は過去の経験からしか導き出せないという。

視点を増やすためには新しいこと、知らない人との新しい経験を増やすことだと。

まぁ、この言葉通りに言っていたわけじゃないので意訳というか、タワシの解釈と言ったほうが正しいけれど。

そこで、だ。

今回戻る決断をしたのはこないだの新しい経験があったからだ。

前回携帯電話を家に忘れた日、タワシはべらぼうに頭痛がひどく、家族にその事を伝えていた。

心配した家族がLINEをしても既読にならない、昼休みに携帯電話を鳴らしても出ない、

で、もしかしてどこかでぶっ倒れているのでは、と心配し、会社へ電話をかけたのだ。

なんも知らないタワシは内線で取り次いでくれた人に「もひもひ?」と言わんばかりに気楽に電話に出ていたわけで。

つまり経験を経て、未来で起こりうる視点が増えた、ということだ。

しかも決定までの時間が早かったなんて、タワちゃん天才かもしれん。

そうなると今まで失敗ばかりしていた人間ほど未来で失敗をしなくなる。

失敗の確率が右肩下りに急降下していくわけだ。

未来がピカピカに光っているっちゅう事だ。

今までは失敗がデジャヴのように繰り返されるんじゃないか、と自分をヘッポコ呼ばわりしていたが、気づけば天才にリーチしていたのだ。

さて、戯言はここらへんにして。

 

それではみなはん、また明日。

この場所で。

ひっひっひっひっひ。

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