時を巻き戻して昨日の朝。
ゴロゴロしてたいなぁ、という気持ちを諦めていざ神社へ向かう。
ぐうたらな気持ちを自覚していたので、まずその事を諦めたのだ。
もしも行く気満々だったなら、そしてその時に何かを諦めるとしたならそれは行く事を諦める以外にない。
だがタワシは昨日、諦めて支度をし、外に出た。
マイ・ポンポンがイテテテテと言い出したならすぐにホテルへ引き返そうと思いながら。
しかし歩いて40分間、タワシのポンポンはこの上なく元気だったのだ。
40分を過ぎた辺りで遠くのほうで小波のようなぞぞぞが立ち始めたが、前も後ろも右も左も見渡すかぎり田んぼの中で引き返そうが進もうがお手洗いなどどこにもないのだ。
仕方なく諦めて進むしかない。
一見諦めるという言葉は引き返すとか、もう前には進まないと決断するように思いがちだがちょっと待て、タワシ。
それは早合点というものだ、と昨日のニ見で気づいてしもた。
つまり諦めるとはただ、きびすを返すだけの話なのだ。
後ろ向きで超絶ネガティブなタワシの「諦める」は思いの外、期せずしてがっつり前進してたっつう事なのだ。
ポジティブバンザイ世界で肩身の狭い思いをしてきたお方々、朗報ですぞ。
ネガティブにネガティブな連鎖はいつのまにか前進てパターン、あり寄りのありですから。
ビバ・ネガティブ。
アメリカに行かなくて全然平気。
これはまさにネガティブンドリーム。
どこにいたって夢は猫背でつかまえろ!
それではみなはん、また明日。
この場所で。