カモ〜ン、大晦日。

今年も夕方からそわそわ。

一陽来復様の場所をコンパスで計測し、申酉の壁に台を設置。

ファーザーも同じくそわそわで、テレフォンがくる。

今回の場所はちょっと難しいからお父さんは手伝ってあげられないからさ、ひとりでちゃんとおまつりするんだぞ。」と。

50間近のドーターに。

え、去年もひとりで立派におまつりしたんだがな。

お手製の台は場所を調べてからそこに合う角度でつくる。

ファーザーはぶきっちょで丁寧、という悲しみのスタイルなので、自分のぶんを作ってから台の材料を持って実家へ。

案の定マザーとあっちだ、そこでいい、とケンカをしていた。

マザーは適当なので大体の方角ならおまつりしやすいところでいいし、ファーザーは1度たりともズレてはならない。

まぁまぁ、と言いながら手際よく台をつくり、設置してしまう。

喧嘩両成敗である。

あとは0:00分の一瞬を待つのみ。

ついでに夜ご飯ちょーだーいよっつうと、どんべぇ緑のたぬきが3つ出てきた。

湯をわかせ、と。

唇を噛み締めながらヤカンに水を入れる。

平和とはこういうことなのだ。

家族揃ってやんややんやと過ごしているのだから。

よぉし。

来年は最高の始まりの年にしてやる。

箸の先からポロポロと崩れ落ちていくかき揚げを何度もすくいながらそう心に誓うやっと来た来た大晦日の夜のタワシである。

 

さてさて、みなはん。

1年間、飽きもせずタワシのタワゴトをじんわりと飲み込んでくれて誠にあざぁした。

来年も再来年もその向こう何年もどうぞどうぞPOTOLI TO PUTOLIをよろしくおねげぇいたしやす。

そんでもっていつもの。

それではみなはん、また明日。

眠れない夜も眠たい夜も今日の終わりにNIGAOE Portraitで会いましょう。

登録をどうぞお忘れなく。

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