腐っていてもいいことねぇな、と疲れ果てて休憩するためにお手洗いへ行き、ため息をしながらそう思った。
ほらね。
腐ったから気づいたのである。
腐っていくことを無視して前を向いたところでタワシの心は置いてけぼりになるのだ。
納得のいかない前向きさは心だけを置き去りにガランドウになる。
だから恥をかいても腐る。
誰かに嫌われたとて正直に腐る。
そすれば腐った自分に嫌気もさす。
さらに腐っていると楽しくない。
楽しくない日々は猛烈に困る。
さらにさらに今朝に限ってユニークさんが凛々しいお手紙を何度も送ってくれた。
別段SOSを出したつもりはないのだが。
あの人、普段はふざけ倒しているがやはり自称魔法使いってのもあながち嘘じゃないのかもしらん。
普段はなんのこっちゃわからん手紙しか送ってこないが、それでもわざわざボタンを押して文字を打ち送信することは忙しい世の中でかなりの手間である。
そういう手間のやり取りが、いつのまにかふたりの身体を浮遊する水を似たようなウェーブにし、リズムが生まれ、同じテンポで息をし、察するという集合地点に至らしめるのかもしれない。
人は怖いし関わりたくないが、それでも助けてくれるのは人なのである。
面倒なことに関わることは体力、気力共に消耗するのでやーらない、と決めたった。
しかしその中で、関わらずにはいらんねぇな、と思う人は存在する。
そう思ってしまう人を少しずつ増やしたいとは思っている。
少なくともこのブログを通してユニークさんと近しくなった。
それだけでこのブログを続けて良かったと今日思った。
時々全てを放り投げてしまいたいくらいに疲労するが、気づきとはそのもう一歩先にいつでもあるんだね。
自分が全く再登場しないじゃないか、とわざわざ苦情の手紙を送りつけてくるユニークさんも今夜はご満悦であることを願いながら、ちゃんとありがとうを伝えたい。
「ありがとう」は本当に思っている時ほどなかなか言えないが、そこは大人なのでピシッと言ってこうぜ、と自分に言い聞かせる週の真ん中水曜日の夜である。
やはりビョークはムズイ。
それではみなはん、また明日。
眠れない夜も眠たい夜も今日の終わりにNIGAOE Portraitで会いましょう。
登録をどうぞお忘れなく。