湯船で久しぶりに鼻歌を歌う。
セーラー服と機関銃をエンドレスで。
思い出せない歌詞は数あれどそこはぜんぶ語呂合わせ。
薬師丸たんは女神だったんだ。
そうだったんだそうだったんだ。
あの声と伸びにはなんかやべぇ波みたいなもんがあって、ブルンブルン震えながらこちらにやってきてはその声だけでなぜか涙がポロリンチョしてしまう。
疲れ果てたタワシはスポンジのように薬師丸たんのやべぇ力にコテンパンに癒されている。
こどもの頃は全然わからなかったぁ。
なんでこんなに人気があるのかも、歌にパワーがあることも気付かなかった。
あの、アイドルだった頃の薬師丸たんに今触れると才能が服を着て歩いてるとしか思えないが。
青いタワシは相当ポンコツだったんだろう。
世界で1番歌がうまいのは玉置浩二だと思っているが、玉置たんと薬師丸たんがマリアージュしていたんだった。
たしか玉置たんが薬師丸たんをぴよちゃんて呼んでたんだった。
くぅ〜、2人で鼻歌なんか歌ったりしたんだろうか。
くぅ〜っ。
どんだけのエネルギーの塊のステージをタワシは見逃して生きてきたんだろう。
今ならわかる。
どうぞ、もしも今とても疲れているならば薬師丸たんを聴いてみてくれないか。
きっと目からダイヤモンドが落ちるはず。
薬師丸たんの歌声を御守りにタワシはすっくと立ち上がることにする。
よし、明日よ来たれ。
それではみなはん、また明日。
眠れない夜も眠たい夜も今日の終わりにNIGAOE Portraitで会いましょう。
登録をどうぞお忘れなく。