目の前を幸せが歩いていたとしてとっ捕まえれば幸せになるわけじゃない。
なぜなら幸せは自分の内に既にあるものが、外の何かに感電するようなことだから。
内と外。
両方なくちゃ幸せにはなれない。
それに、だ。
よく幸せを誰かととか、時代ととかと比べるがあれは違うよね。
幸せを誰かと比べることほどナンセンスなこたぁない。
結果的に比べたみたいに見えるのは、たまたま自分の思い描くまるっきりの幸せを誰かが持っていたから、だから比べたようになってしまうけど、本当に見つめているのはその人間ではなく手にしてるものそのものだから。
幸せそうな誰かの、思い描く幸せがタワシのそれと同じなはずがない。
なら比べようがない。
赤い靴が欲しい黄色い靴をはいてる子と、黄色い靴が欲しい赤い靴をはいてる子がお互いを「アンタ、幸せだよね。」と言い合ったとしてもお互い別に幸せなんかじゃない。
それから、あの人と比べたらあなたは幸せだよ、なんてタワシの前では絶対に言わんで欲しい。
だってさ、例えばさ、とてつもなくホットミルクだけを欲している2人がいるとする。
そしてここには100円で買えるホットミルクがある。
お金を全く持ってない人は100円のホットミルクを買えずに不幸かもしれない。
しかし99円を持っている人も、やはり100円のホットミルクは買えない。
どちらも欲しいものを口にすることができない。
99円を持っている人に、あなたは一文無しのあの人より幸せだよ、なんて言えるだろうか。
そんなのどっちも辛いに決まってる。
ホットミルク、飲めないんだからさ。
さぁて、今日は金曜日。
ムズイことはなしにして明日のために風呂入って寝る。
それではみなはん、またまた明日。
この場所で。