物事はあっけなく始まり呆気なく終わる。
今夜、半年ほど前に呆気なく決まったことが終わるんだと思う。
まぁだいたいのことはそういうもんだ。
今朝だって、思ってもみなかったが、あぁ終わるかもしれないんだ、と唐突に知ることがあった。
多少気持ちは揺れるが、たぶん心のどこかで「終わったとしても平気」な自分がいたのだ。
その多少の傲慢さがこういう結果を招いたのだ。
自分が大切にしていることと相手の大切なことがちょっとズレていたとか、ちょっとした違和感とか甘えとか惰性の中には傲慢な気持ちが入り込みやすい。
小さな隙間に入り込んだ傲慢に鈍感になっていくうちに突然別れがやってくる。
大抵のことはだから仕方がないのだ。
しかし人生で絶対に失わないと決めたことがひとつだけある。
失わないためにまぁまぁ日々努力をしていると思う。
怠ろうとした時はすぐに、失ってしまった世界が幻想になって現れるので慌てて頑張る。
本当に失いたくない時はやれるのだ。
結構面倒ではあるが、毎日笑っていられるただひとつの理由である。
今日も笑っているし明日も笑う。
先日、ぶつぶつ文句を言っていたらぽ氏に「でも概ね幸せじゃん。」と言われたことがある。
その通り。
概ね幸せなのだ。
概ね幸せならじゅうぶん幸せなのだ。
それではみなはん、また明日。
この場所で。