自分はここに何をしにきたんだっけか。
それを思い出せたら多分怒りも嫉妬もなく、その理由に黙々と向き合えるんだろう。だが覚えていない。
だから本当に理由があるのかすらわかっていない。
風邪を引いてから、風呂上がりというよりも今あなた、湯船に浸かっていませんか、というくらいに滝のような汗をかいている。
寄せては返す波のように何度も汗をかき、引いてはかいている。
海も川もごちゃ混ぜだが。
何もしていないのに汗をかくだけで、大層なことをしている頑張り屋さんみたいだ。
頑張ってなんかないのにひたむきに映るタワシは得なのか損なのか。
大抵の人はおそらく「得だろ、そんなもん。」と、おっしゃるかもしれない。
しかし、タワシは思う。
それは損だ。
というか損も得も「現状の事実」から外れているという意味では同じであり、自分の等身大と釣り合いが取れていないのでアンバランスで無意味だと思う。
なんかうまく説明できないな。
別に頑張ってないので頑張っているようにみられない、というのが理想的なのだ。余計な荷物を背負って、頑張ることの意味を見失わないように。
得をすると本質を見失いやすくなると思うから。
人生が余計にややこしくなると思うから。
やっぱりうまく説明できなかった。
こんな日ばかりだが明日もホリデー。
ありがデー。
それではみなはん、また明日。
この場所で。