昨夜、深夜にザッキーからメッセージが届いた。
彼はタワシが新作Tシャツをインスタにアップした後、秒の勢いで発注をしてくれたのにこちらのミスで商品が届いたのは昨日になってしまった。
何度も申し訳ないと連絡する度に「待つ楽しみができたよ」とか「気にしないで」と優しい言葉しか返ってこなくて、申し訳ないと思いながら深く感謝した。
しかし一方で商売で甘えたらおしまいだ、と心に深く刻んだ。
その彼から「Tシャツ届いたよ」と連絡が入った。
さらに「僕は、Tシャツを1回着て、コレクションしとく派の人間なのね。でアバちゃんのタワシマニアみたら、何回も洗ったダメージ感があるわけよ。多分お気に入りで何回もきてるんだわ。コレクションより、何回も着込むアバちゃんの方が愛があるよね。ということで、今回のTシャツはプリントが剥げるまで着ます!」と送られてきた。
ザッキーよぉ、タワシの枕を濡らさないでおくれよ。
ちなみにアバちゃんはタワシのTシャツを買う買うと言ってなかなか買わなかった買う買う詐欺である。
さらに言ってしまうと、タワシマニアTシャツのロゴは2度くらいの洗濯でいい塩梅に色があせる。
こんな事を書いたらアバちゃんから苦情の連絡がくるに決まっているが、ザッキー、アバちゃんを見誤ってはいけないよ。
買う買うアンド洗う洗う詐欺の常習犯なんだから。
しかし嬉しいじゃないか。
着倒してくれているアバちゃんの気持ち悪いほどの愛も、そんなアバちゃんのダメージタワシを見て愛について思いを馳せてくれたことも、そしてまた別の愛の形を知って堂々と伝えてくれたことも。
作品を作ることがなんなのか、自分の価値を提供することを商売にするという、その意味合いを、タワシは履き違えていたんじゃないかとずっと悶々と考えているが、昨夜のメッセージは自分のやりたいことがそのまま誰かの価値になったような気がして救われた。
いつでも自分の心が自分をぶっ壊しそうなタワシだが、ギリギリのところでいろんな人がぐいっと引き戻してくれる。
それは感謝以外の何でもない。
サンキューベルマッチョ。
それではみなはん、また明日。
この場所で。