チューチュートレーソ

外の光を見て今日も茹だるほどの灼熱地獄なんだろうよ、としかめっ面で玄関扉を開けると気のせいかちょっぴり涼しい気がした。

これは8月のせいなのか?

なんだか秋の気配を感じて嬉しい。

帰り道でも爽やかな風が吹いている。

これはもしや本当に?

しかし蝉の声がサラウンドで聴こえてきた。

まだまだ夏は終わらんな、とため息をつく。

それにしても同僚にグッバイして外へ出たらまだ明るいってのは気分が上がる。

まだ遊んでいてもいいのだ、というチャイルドフッド・メモリーが螺旋を描くタワシのデオキシリボ核酸のTあたりを揺さぶっているんだろう。

さて。

昨夜のゲリラ豪雨真っ只中でタワシは山手線のホームに立っていた。

するとティーンネイジャーが濡れ鼠になってやってきた。

男、女、男である。

これはまさにドリカムシンドロームである。

明らかに恋の予感が浮遊している。

抜群にかわいいで有名な自分の友達のピクチャーを見せる女と紹介してくれと返す男。

かのかわいいピクチャー・ガールは彼氏作らないんだって。

え〜。

とかなんとか、お互いに本気でもないくせに盛り上がっている。

そしてオリンピックからSLAM DUNK、審判の話へと。

そして唐突に男は列車を降りた。

さよならのあっけなさ加減なんてもう意識し過ぎちゃって奇妙である。

まったく、かぁいいじゃないのよ。

恋する季節だね。

やはりまだまだ終わりそうにない。

エンドレス・サマーである。

初老のタワシは夕飯を食べてYouTubeを観るだに。

 

それではみなはん、また明日。

この場所で。

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