本日は例のあれだ、金曜日なのだ。
それなのにいつもの年甲斐もない異様なアゲアゲ気分がないのは半ドンのせいである。
お昼のチャイムと共に同僚にグッバイをし、炎天下のなか、駅へと向かう。
半ドンなので炎天下に舌打ちなどしない。
電車も空いていて快適である。
あまりひとりで外食をしないタワシだが、なんとなく今日は贅沢をした方がいい気がして適当な店に入る。
今日はウィンドウショッピングをする気にならない。
本屋にも行きたくない。
家に帰ろう。
家に着いたとたんにバタンキューで爆睡をして気づくと17時を過ぎていた。
せっかく家にいるんだし明日の掃除を前倒して今日やる。
あれ?
なんか全然ワクワクしてないぞ。
会社であと2時間、あと1時間39分なんつってカウントしている時のほうがアガルのである。
なんか変なの。
え、幸せって何。
幸せって移動すんの?
幸せは今どこ。
幸せってなんなのさ。
そんなことを思っていたらハッとした。
夢を追いかけている時を幸せと呼ぶんじゃなかろうか、と。
手にした時じゃなく。
どうだろな。
まだよくわかんないな。
まぁ、いっか。
そんなことを思ったタワシフライデーである。
それではみなはん、また明日。
この場所で。