さて今日はN氏とお別れの日。
別にそんなつもりじゃなかったんだけれど、最寄駅に着くといつもより一本早い電車が来ていた。
空いてたし、つうか座れるくらい空いてたし、だから乗った。
乗り換えでは10分ほど待って始発に乗るんだけれど今朝は既にさらに10分ほど早くホームにいたので始発を待たずに直ぐに電車に乗った。
しかも早い段階で座れてしまった。
こんな日もあるんだな。
オフィスにとうちゃこするとN氏はもう座っていた。
最後の日だけれど改めて話すのも照れくさいので別段何も話さなかった。
朝礼ではしっかりと最後の挨拶をしていて、あぁやっぱりこの人は真面目な人だったなぁ、としみじみ感じた。
そういう真面目な人材だということを理解しているようには見えなかった上司を残念に思った。
タワシは本日半ドンだったので昼休みにN氏にお別れの挨拶をした。
何気にスイーツが好きなので昔からタワシが大好きなお菓子を餞別に渡すと嬉しそうにありがとうと言ってくれた。
タワシが途中から逞しくなったと褒めてくれたのが嬉しかった。
逞しく成長できたのはN氏のおかげだったと伝えた。
そんなに話すこともなかったのでお礼を言い、いつかもし街のどこかで見かけたら声をかけますね、と言うと「あぁ。」と言って笑った。
良いさよならがあるとすれば今日みたいなさよならだな、と思いながら雨でビショビショになって早速舌打ちをする自分を、ちっちぇえなぁと思いながら家路に着いた。
半ドンの日に限って雨ばかりの最近のタワシである。
それではみなはん、また明日。
この場所で。