会社の引っ越しに立ち会うこともそうそうないと思う。
なにせタワシは仕事が長続きしないで有名なんだから。
それなのに会社の引っ越しに2回もぶち当たるんだからなかなかの確率だと思う。
まぁ今回は引っ越しと同時に現場の面子も変わるという不安だらけの未来だが。
プライベートではあんまし引っ越さないんだからこの引きの強さは抜群だろう。
そのくせくじ運は昔から皆無である。
ゼロパーセントである。
アイスクリームだってヤンガー・ブラザーはしょっ中当てていたけれど、こちらはいつも木目ばかり。
10年以上かけて集めた銀のエンゼルも気にいる缶を選り好みしているうちにどこかにやってしまった。
だから宝くじも当たる気がしない。
そうだ、そう言えば昔、ぽ氏と一緒に一攫千金を狙って1,500円ずつ出し合ってバラを10枚買おうぜっつって、ぽ氏に、えらい行列のできる宝くじ売り場でくじを買ってきてもらったことがあった。
購入当日、今買ったと連絡してきたそのメッセージには30枚買った、と書いてあった。
目ん玉が飛び出してすぐに電話をすると「やっぱそうだったかぁ」と溜息混じりの声。
宝くじを買ったことのないぽ氏は「3,000円」分を「30枚」と勘違いしたのである。
1枚300円だし3,000円分だし3が連発してるし、はじめてのおつかいだしで、
ん…ん…30枚!
と言ってしまったらしい。
9,000円と言われてビビったが、後ろから早くしろのイライラがムンムンしている行列の圧に押されて黙って9,000円を払ってしまったらしい。
タワシもビビったがおっちょこちょいはぽ氏のチャームポイントなのですぐに笑い話になった。
つまり何が言いたいかと言うと、当たることよりも(当たれば違うかも知れないが)ストーリーのほうが人生に於いては重要なんじゃないか、大体のことがそういうもんなんじゃないか、つうかそうしないとやってらんないんだ。
っつうことだ。
でもやっぱり振り返って笑えるストーリーは当たりだと思う。
そういうことにしといてほしい。
それではみなはん、また明日。
この場所で。