先週木曜日の太極拳のプラクティスから1週間が経った。
タワシの大事な剣が見当たらないのはあれからずっと、リュックに剣を隠し持っていたせいである。
どおりで毎日重かった。
ペットボトルが2本空になって、大きな座布団型のおにぎりが腹に収まってもまだ重いのは、タワシの背負った夢が巨大だからなんだと思っていたが、本当は戦えない剣のせいだった。
「人は忘却の生き物」と言うが、剣を置くのをすっかり忘れていた。
喧嘩っ早いタワシはいつでも戦う準備をしていたっつうことな。
さて。
気がつけばまた金曜日の幕開けである。
金曜日を愛し過ぎて、トゥー・マッチ・キンヨウビ過ぎて、土曜も日曜も金曜日をお化粧するためのパフなんじゃないかと思い始めている今日この頃ですらある。
金曜日、サヨナラのチャイムと共にタワシのお鼻のホールはブンブン広がっちゃって、帰り道の繁華街からぷんぷんしているご飯の匂いをくんくんしながら、このままぶらりとウィンドウショッピングもいいじゃない、なんつってぐんぐん行ってしまいたい。
だがしかし、そんなことは瞼の裏に浮かぶネオンのデジャヴ。
タワシは毎週駅へと直行している。
聞き誤らないでいただきたい。
これは決して悲しい妄想おばたんの戯言なんかじゃなく、金曜日という、夢しか詰まっていない1日を、どれだけ拡張できるかどうかの問題なんだから。
タワシは正直、金曜日を2日までなら伸ばす事ができる。
みなはん「このバカタワシが一体何を言っとるんだ!」とお思いだろうが、タワシの1週間は月・火・水・木・金・金・土日なので、ばっちし金曜がダブルブッキングしているというわけ。
あ。
来た。
眠り姫が降りてきた。
眠い。
それと今日はまだ木曜である。
取り急ぎ金曜日をセレブレーション。
それではみなはん、また明日。
この場所で。