毎日憂鬱なのはマリッジ・ブルーならぬ、開店・ブルーだからである。
回転扉の向こう
あなたが涙 ぬぐっていました
は、
堀ちえみの「リ・ボ・ン」
で、毎週欠かさず「スチュワーデス物語」を観ては、なぎさが手袋を脱ぐ時の異様な音に震え上がっていた。
あの頃は勉強するとかしないとかは無関係で、学校に行っていれば立派に仕事を全うしている気になっていた。
だから下校してから翌日登校するまでは自分王国を自由気ままに満喫していた。
まぁあの頃から強迫性障害にはぶん殴られていたけれど。
いつから世界を真っ直ぐ見られなくなっちまったんだろう。
誰かのお目目を気にして、思い描いた自分自身の未来に圧迫され、恥ずかしいとか情けないとかそういう、人生を噛み締めた時間からできるだけ遠くにいたいと思うようになったのは。
タワシよ、よぉく考えろ。
この世界で唯一無二なのは「経験」という真実だけだ。
やらない選択肢はなかったんだろ?
だったら噛み締めろ!
イラつくな!
エンジョイ・マイ・チョイス ヨスッ。
イラつくな!
怒れ!
それではみなはん、また明日。
この場所で。