クイック・ターン。クイック・ターン。

やはりこないだの、会社の検診の日は体調がすこぶる悪かったんだろう。

頭痛も酷かったし、倒れるんじゃないかってくらいに腹が減っていた。

だから仕方なく水をがぶ飲みしたら、受付で何リットル飲んだのか、と問われて困ったのだ。

今日だって10時間以上何も口にしなかったけれど普通だった。

ご飯を食べないと具合が悪くなるようじゃ、いろいろ困るのでどうしたもんかと密かに悩んでいたので安心した。

自転車をぶっ飛ばし、朝イチで血を抜き、そのまま保健所までまた自転車をぶっ飛ばす。

手帳の更新に写真がいる事をまるっと覚えていなかった。

今日はこのあと旅路の予定のないパスポート申請にも行かねばならぬのだ。

そうか、じゃあ近くで撮ろうとまた自転車をぶっ飛ばす。

とあるビルの中にあると言うが、駐輪場にはおいたんがいて、ビルの中で駐車券をもらわねばならないシステムらしい。

写真機は人間ではないので駐車券を出してはくれないのだ、と。

しかし優しいおいたんは「よし、こっちへおいで」とタワシの自転車を端っこに置いて「いっといで」と送り出してくれた。

うるるん。

写真機には美肌コースというプラス100円で美肌に仕上げてくれるらしいコースがあったので、この先10年美肌でいたいタワシは100円多く払う。

仕上がった写真は美肌用に光が増し増しになったせいで、ばっちりメガネにライトが反射して、目の下に真っ白なクマみたいなものが写り込んでいた。

一発舌打ちをしてから諦め、写真を引っ掴んだ。

コンビニエンスストアーで戸籍をプリントし、パスポートセンターへ。

念のため、写真を見せて、目の下に変なものが写っててもいいですか、と尋ねると「ご本人が10年これでよければ」と言われ、1秒悩んだが良しとした。

すると今度は戸籍が個人のものではダメだと言う。

急いで再びコンビニエンスまで行き戸籍を取り直す。

行ったり来たり行ったり来たり。

なんとか今日やるべき事は済ませたのでタワシの聖地ブックオフへ。

いつも通りお腹が痛くなり、お手洗いを借りようとすると「貸してない」と言われ真っ青になる。

「メゾン・ド・ヒミコ」が安くなっている。

昔観たときはそれほど心に響かなかったが、さて今観るとどうだろう。

そんなことを思ったので購入し、タルトを買って家路に着く。

休みはあっという間に過ぎていく。

楽しかった証拠か。

 

それではみなはん、また明日。

この場所で。

 

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