いやはや新年のはじまりはじまり。
夢をみた記憶はあるが、内容は思い出せない。
しごく普通の夢だったような気はしている。
普通だったので、なぁんだ、これが初夢か。
なんつって思いたくないな。
と思う。
そんな夢だった。
あれ、でも初夢って今日みる夢だっけ。
まぁいっか。
今朝はバッチシ早起きをして、今年オープンする店の氏神様へお参りに行き、帰ったら家族に挨拶をして、今度は我が家の氏神様へお参りに行く。
家を出て10メートルほど歩いてから思う。
まずは実家の神様と仏様に新年のご挨拶をするのが筋だな、と。
そこで急いで戻りパンパンと手を叩き、チーンチーンとおりんを慣らしタワシ御用達のママチャリをぶっ飛ばす。
ほどほどに冷たい風が早朝から気持ちいい。
ここで再び思う。
どんな御札をいただけばいいんだ?と。
商売繁盛の御札のつもりで出向いたが、急に迷いが生まれる。
だって良いご縁に恵まれることのほうが大事だし、安全であることのほうが大事だ。
その上で商売繁盛であってほしいのだ。
ムムム。
ここで期せずして自分の本心に気づく。
自分は金の亡者ではなかった。
金はひどく必要だが、それよりも本心で何が大事かを知っていた。
その事に驚く。
そして神社の名前の御札をいただき、カゴに入れちゃあマズいだろうと左の指で強く御札を握りしめ、絶対に落とさないと誓って再びママチャリをぶっ飛ばし帰る。
リビングへ行くと愛しの伊達巻ちゃんが2切れ、タワシの小盆に乗っていた。
栗きんとんと黒豆とかまぼこ3切れも。
伊達巻ちゃんが4切れでかまぼこがひと切れが良かった。
しかし正月早々ママンとケンカをするわけにはいかないので黙っていた。
恒例になった両親へのお年玉は年々明らかに、言葉だけ喜んではいるが、明石家さんまがオモロいことを言って、それを笑うみたいな慣れた感じになってきていると感じざるを得ない。
タワシも毎年そんな顔でお年玉を受け取っていたので何も言えないが。
血は争えない。
何にもしなくとも健やかに1日は終焉を迎える。
これが休日の高飛車なところである。
さてと。
明日は何をして遊ぼうかね。
それではみなはん、また明日。
この場所で。
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