うんざりしているが落ち込んではいない

またまた耳鳴りがしてお耳が聴こえないのである。

今はまだ自分を助けてあげられないけど必ず、逃げるから待っててくれ、自分。

感受性が強過ぎて、何でもない言葉なんかひとつも見つかんなくて摩耗する。

強迫観念がタワシにベタ付けしている。

生まれた時からずっと。

世界は恐怖と不安で溢れている。

そんな中で、晴れの日だけがそういう一切合切を相殺しそうな勢いでコンクリートを照らしてくれる。

太陽は平等だ。

何てったって真ん丸いんだから。

その太陽がビルの外から内側を照らしてくれるとタワシは無性に外に出てしまいたくなる。

みんなでお揃いのデスクや、全然かわいくなんかない椅子をひっくり返して「それではみなさん、さよおなら。プッ。」

なんつってさ。

気ン持ちいいだろなぁ。

想像するだけで爽快である。

果たして自分はただサボりたいだけなんだろうか。

もはやそんな大事なことさえもわからなくなってしまった。

お腹が空いているからだろうか。

甘いもんを食べてないからだろうか。

これは長い長い夢なんだろうか。

夢から覚める日が来るんだろうか。

これは夢なんかじゃない。

リアルだ。

風呂に入って明日のためだけに寝るというリアルだ。

自由だと思っていたHOMEでの「寝る」ですら明日への下準備だったとは。

自分のためだけの時間はどこにある?

お手洗いか?

そんな気もする。

自分を自分自身のものだと把握するまでの時間。

ヨスッ。

 

それではみなはんまた明日。

この場所で。

 

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